本の話 - 東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」

2010 小学館
東川 篤哉 先生

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2011年本屋大賞受賞作品

初版7000部
それがクチコミで広がり
16刷累計100万部オーバー

しかも
2011年本屋大賞2位作品の
あの「ふがいない僕は空を見た」!
(素晴らしい作品だった)を抑えての大賞
最寄りの図書館でも順番待ち
これは期待せざるを得ない

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やっと順番が回り
ワクワクして一気に読み終えたが
正直なところ困った

まず表紙の中村佑介先生の絵

石田衣良先生「親指の恋人」での
内容ブチ壊しの最悪の表紙と比べ
今回は非常に内容とマッチしている

そう…
まったく薄っぺらな内容にピッタリの絵だ

中身は全6話の謎解きモノだが
1話を読み終えた後
「さすがにこのレベルで終わらないだろう…」
2話を読み終えた後
「まさか…な…」
3話では確信に変わっていた
「これが本屋大賞作品だと言うのか…?」
4話以降も言わずもがな

薄っぺらい謎解き
ベタなキャラクター
とにかく何も残らない
上っ面の内容

東川篤哉先生は逆に
この受賞によって
今後苦しむようになるじゃないかと
変に考えてしまう

久しぶりの
超期待外れ作品だ

http://www.shogakukan.co.jp/pr/nazotoki/

本屋大賞に選んだ書店員全員に言いたい

「失礼ながら書店員様… 書店員様はアホでいらっしゃいますか?」
「ひょっとして書店員様の目は節穴でございますか?」
「こんな投票結果なんてそれでも書店員様はプロの書店員様でございますか?」
「正直、ズブの読者よりレベルが低くていらっしゃいます」

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