1999 講談社
殊能 将之 先生
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殺害する動機など
粗を探せばいろいろある
それを差し置いてもかなりの騙しっぷり
（オイラの騙されっぷり）だ
一度読んで
頭が整理することが出来なかった
一回で理解できなかったのだ
その点では
読み手を選ぶ作品かもしれない
注意深く読み進め
一回でストンと納得出来た読者だけが
最高峰の満足感を得ることが出来るだろう
その読者に選ばれなかった
（その程度の理解力だった）のが悔しい
私と同じように多くの読者が
まんまとダマされるだろう
そしてまた初めから読み直し
２番目に高い峰に登り詰める
改めて読み直してみても
先生はまったく嘘を付いていない
先生の勝ちだ
表紙のデザインも薄気味悪く
内容を上手く表現している
第13回メフィスト賞受賞作品
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