本の話 - 我孫子武丸「殺戮にいたる病」

1992 講談社
我孫子 武丸 先生

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最後の最後でヤラレた
まんまと先生の思う壺だ

まったく予想出来なかったオチ

読み返してみると
なるほど良く書けている

先生は嘘を書いていない
オイラが勝手に間違えただけだ
あなたは騙されない自信があるだろうか?

内容は
猟奇的連続殺人事件を
犯人
自分の息子が犯人ではないかと疑う母親
元・警部の男
それぞれの目線で描かれている


途中から
被害者と瓜二つの妹が出てくるが
これがあまりよろしくない

やや強引に持っていくので
ちょっと興冷めなのだ

しかも
定年を過ぎた元・警部(じいさんだよ?)を
若い娘が誘惑する場面もあり
ちょっとありえない

正直いらない部分だ


しかしながらオチは強烈
まんまとダマされた
読者の相当数がオチを想定出来ないだろう

それだけでも充分読む価値のある
叙述トリックレベルの高い
本格ミステリー作品と言える

コメント

  1. 名無しさん@お腹おっぱい。2011年8月26日 19:16

    もっと丁寧な書評を汁。
    まったくそそられないぞ。
    ネタバレなしで次は頼むぞw

    避難所より愛を込めて

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  2. ネタバレなしでそそられる書評かぁ~
    もっとがんばってみるゎ~ありがと~

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